Q1: シンソフィア入社のきっかけ
河村:
本日はお集まりいただきましてありがとうございます。入社して4ヶ月くらい経つのですが今日は副社長になってよかったなぁって思っています。(会場:笑)
こんなに美女に囲まれて、シンソフィアに来てつくづく幸せです。(会場:笑)
この企画はシンソフィアのホームページを充実したいと考えていて、ウチは女性社員がすごく活躍していると思うので、その辺りをみなさんに知ってもらいたいというのがきっかけです。せっかく企画やアート、他の分野から集まってもらっているので、女性にとってどういう職場になったらいいのかなぁとか、出来ること出来ないことがあるのですが、そういったヒアリングの場にも出来ればいいかなって思ってます。
対談の前に、実は今日発売になったファミ通で「がんばる私の家計ダイアリー」が初登場、なんと第3位にランクインされました!(一同拍手喝采)
この中にも関わった人がいて、大変だったと思うのですが本当にお疲れさまでした。自分達の作ったものが世に出てくるのって楽しいですよね。僕も長らくゲーム業界にいますが、自分が間接的でも関わったもので3位に入るという経験は初めてですね。だから本当に素晴らしい事だと思いますよね。大変だったと思いますけど、みなさん頑張った甲斐があったなぁて思います。それではみなさんのご担当分野とプロフィールのご説明をそれぞれして頂きたいと思います。
では、「みんと」さんからお願いします。
みんと:
企画のアートデザインをしています。
河村:
アートというとモデリングとか色々な分野がありますが、どういった分野ですか?
みんと:
そうですね・・・なんでもだと思うんですけど(笑)
絵の仕事をまかされたり、企画の手伝いをしたりと幅広いです。基本は絵の仕事なのですが、キャラクターだったり、背景だったり、アイテムなどなどのデザインを描いたりします。
河村:
「みんと」さんの経歴を事前に拝見させてもらったのですが、けっこう色々なご経験をされてるんですよね。ゲーム業界は初めてなんですね。
みんと:
初めてです。前は販売のお仕事をやっていたのですがどうしても絵を描く夢が捨てられ無くって、田舎から東京にでてきちゃいました。絵でご飯が食べていけたらと思ってたら、この会社にめぐりあえて・・・幸せです。
河村:
そうですか。ゲーム業界ってけっこう特殊だと思うのですが、販売の世界からクリエイティブな世界に入って環境の違いとか感じられていますか?
みんと:
そうですね。販売をやっていた時と違って、物が出来上がってくるというのがやっぱり一番嬉しいですね。販売は、結局、誰かが作った物を渡すという形で・・・
もちろん販売は販売で楽しいのですが、「オススメ!」みたいな感じで・・・
う~ん。でも、私が作ったよっていう方がいいですね。
河村:
やっぱり、特にコンシューマ分野に関わっていると自分の作った物が大量生産されて、全国の人たちが見てくれるチャンスがあったりとか、山手線に乗っていると自分の描いたキャラが載っているゲームが宣伝されていて見ると「はっ!」って思いませんか?
みんと:
思いましたね(笑)
テレビCMとか見て!見て!ってなっちゃいますね…はずかしながら(笑)
田舎の親にも連絡しちゃいましたし(笑)
河村:
僕はクリエイティブな会社で仕事をしているのですがクリエーターではないので、そういうモノ作りをしている人達の手助けをしたいと思っていて、それが形になって出てくると凄く嬉しいです。
では、ずっと趣味というか好きな物として絵を描いていたんですか?
みんと:
そうですね。もう、物心つく頃から絵を描いてました。昔から絵で、賞とかいろいろいただいたりしていたので・・・絵は自分の中での特技になってました。
河村:
それがどうして販売の仕事に就いたのですか?
みんと:
それには色々と事情がありまして(照)
大学に行けなかったので、販売をやりつつという感じですね。でも、ゲームはもともと好きだったので販売の仕事もゲーム関係の仕事をしていました。
河村:
シンソフィアの良いところは、偏見がなく学歴や前職が全然関係なくて、その人の本質的なところを見て、才能のある人はどんどん活躍できるというのも特徴の一つですよね。
みんと:
そうですね。本当にびっくりです。大学も専門も行ってない私がこの会社で働けるなんて幸せ者ですね・・・
河村:
じゃあ、次は「パセリ」ちゃん。
パセリ:
企画部の「パセリ」です
河村:
「パセリ」さんもこの会社がゲームのお仕事初めてですか?
パセリ:
そうですね。新卒なので・・・
河村:
新卒なんですよね。「パセリ」さんの経歴も拝見させて貰いましたが着物とかやれるんですよね?
パセリ:
はい。着付けも出来ます。(会場:おぉ~)
あ、そんなたいしたことはできませんよっ…。
河村:
今日、和服で登場してもらえれば(笑)
パセリ:
河村さんも付き合ってくださるならやりますよ~。でもちょっと会社じゃ直せないですね~(照)
河村:
「みんと」さんと違って、他の会社と比べようがないかも知れないですけど、ゲーム会社ってたいへんというか凄く夜遅くまで頑張っているのを見ていて、みんなの青春を奪ってるんだなぁという気持ちになって罪悪感がありますが、実際どうですか?
パセリ:
でも結局、自分がやりたいことを実現させたいがために夜中残ってたりしているのでその辺は全然気にしてないです。むしろ、それでちゃんと出来て、搭載されるっていう流れの方が嬉しいですね。
河村:
それは特に企画の仕事だと自分のアイディアをみんなに伝えて、良かったらやってみようかっていう環境にあるんですか?
パセリ:
はい。自分が出したアイディアを他の企画の方、他の部署の方々に聞いていただき、実際、搭載できるかどうか、あとはもっとこうした方がいいのではないかという話がとてもしやすい環境になっています。
河村:
やっぱり自分の作った仕様が実際チームワークの中で実現されてゲームになってくると嬉しいでしょうね。そういう事があると夜遅くまで働いていてもやった方が形として残っていくので、本当にいいですよね。
パセリ:
いいですよね。失敗してもそれを教訓にして「次はああしよう。こうしよう」とか言いながら、そのまま最後まで際限なく広がっていくって感じで。
河村:
この会社に入ってちょっと思った事なのですが、ユーザーの意見を重要視しなくてはいけない部分があって、物を作っていると、例えば2ヶ月とか3ヶ月チームワークで積み上げてきた物が全然駄目だ!というような時があって、自分の努力をどうしても捨てざるをえない時もあるのだけれど、それでもやっぱり自分がユーザーの立場に立った時、やっぱりこっちの方が正しいという時に、破壊と創造の繰り返しになるのだけどそれでもやっぱりいい方向に向かって行く環境というかカルチャーがシンソフィアの良いところかなと思っています。
ところで新卒なんだよね?いつ入社したのですか?
パセリ:
去年の三月です。
河村:
じゃあ、一年ちょっとじゃん!一年でそこまで自分のアイディアが活かされて、搭載されていくのってなかなか大きな会社だとできないですよね。特にウチの場合は携帯型のプロジェクトが多いので意見が反映されやすい環境にあると思うのですが、やっぱり巨大なプロジェクトになると一部の仕様書の「ここをやれ」という感じで、自分のやったものが反映されているのか分からなかったり、反映されたとしても「ここかい」ってあると思いますがそういう意味ではラッキーですね。
パセリ:
そうですね。いきなり大きなお仕事ですし、未熟な分、まだまだ至らぬ点が多いのですが他の皆様が助けてくださるのでなんとかやってます。大変ですが、やりがいがあって楽しいです。
河村:
それじゃあ「バジル」さんに移ろうかな。ご担当の分野を教えてください。
バジル:
インターフェイスデザインです。
河村:
インターフェイスデザイン部っていうのがシンソフィアにはあるんですね。僕の前の会社にはアートの一部の機能だったのですけど、シンソフィアはインターフェイスデザイン部っていうのが独立してあります。
バジル:
けっこう珍しいかも知れないですね。インターフェイスデザインだけで部として独立してる会社というのは。
河村:
さっきの話じゃないですけどユーザーの意見を聞いて、インターフェイスの部分って、デザインだけじゃなくてユーザーにどこまでフレンドリーにしてあげるとか、ルールの統一だとか、どういう風な階層になれば一番ユーザーにとって楽だとか単にデザインだけじゃない面もありますね。格好いいデザインだけを作るのではなくて、視認性だとか統一性だとかフレンドリーさという総合力が求められるという意味では独立した部になっているのが理にかなっているかなって思います。
バジル:
一番ユーザーに近い、触れなきゃいけない部分にあるっていうのは意識しないといけないですね。独立しているほうが効率がいいかも知れないですね。
河村:
そうですよね。そういえば「バジル」さん、僕と同じ出身なんだよね?同郷ですね。
バジル:
それだけで通じるものがありますよね。色んな場所から人が集まっていて、学生の時とかと違って、色々な所から来た人の話が聞けるのっていいですよね。
河村:
そうですね。上京された時に入社したのですか?
バジル:
上京した時は1年間ゲームの専門学校に行ったのですが、1年制だったので1年きりでした。その後、すぐにシンソフィアに入りました。
河村:
専門学校の時は何を専攻されていたのですか?
バジル:
一応、ゲームの仕事をしたい人の為の学校で、グラフィック中心だったんですけどけっこう広めになっていて、デッサンとかアニメーションなどアニメーターがするような事なども体験学習させてもらいました。
河村:
そこでフラッシュも勉強されたのですか?
バジル:
フラッシュはシンソフィアに入ってからですね。会社に入ってから勉強することも凄く多くて、いくら勉強しても現場にはかなわないので。
河村:
そうですね。仕事上、学生さんに会う機会が多いのですが、やっぱり知識を積み上げて行くという意味では学校も意味があると思うのですが、現場にいて仕事をしながら隣の人の仕事を盗むとか、本を一冊読んでもわからなかったけど、その人の一言で「あ、それってそういう事だったんだ」っていうのは社会に出てみないとわからない事とかありますよね。特にシンソフィアの場合はオフィスのレイアウトを含めてオープンで聞きやすい環境にあるのも良いところかなぁって思いますよね。
バジル:
そうですね。現在進めているプロジェクトチームは、仕切りのない作業ブースで仕事をしているんです。
コミュニケーションがとてもとりやすい環境なので、効率よく仕事が進められている感じがします。
河村:
僕の前の会社はパーテーションで区切られていて、プライバシーが保てる面はいいのですが、なかなかコミュニケーションを取りづらい面もありました。
バジル:
仕事の内容によっては、区切られているブースも、それはそれでメリットがあると思いますが、チーム単位でスムーズに創作活動をするためには、オープンなレイアウトって効果的だと思います。仕切りがないと、チームの連帯感が自然と強くなって、自分に課せられた仕事の責任感も沸いてきますし、みんなでひとつの仕事をしているぞ!という実感があります。
少し気になったことがあったりすると、お互いに声をかけやすいんですよね。ちょっと度が過ぎちゃって、騒がしくなることもあるんですが(焦)
でも、ふとしたおしゃべりから、いいアイディアが生まれたり、ミスに早く気付けたりといったことも何度もあったんですよ。
河村:
僕もみんなと同じオープンな所で仕事をしていて、普通に「YASHA 3、持ってきてよ!早くよろしくね(笑)」
みたいな話が出来ていいなぁって思っています。
バジル:
そうですね。マンガの貸し借りも大切なコミュニケーションですね(笑)
河村:
「サフラン」さんは最初ウチの会社に派遣でいらっしゃって、以前もゲーム会社だったようですが、その時からモデリングのお仕事をされてたのですか?
サフラン:
以前ゲームの仕事をしていたときにもCGの仕事はしていたのですが、担当箇所は背景でした。
当時は正社員ではなくフリーランスの形態で働いていて、登録していた派遣会社の紹介でシンソフィアを知り、Def Jamのプロジェクトに関わりました。
その後、シンソフィアに入社してからキャラクターモデルの仕事をさせていただいています。
河村:
なかなか背景からキャラクターに転向するのってそんなにないですよね。求められるスキルっていうのが同じモデルであっても結構違ったりするので・・・どうして最初背景だったんですか?
サフラン:
学校を出て最初に仕事をした会社でまず必要とされていた職種が背景モデルだったからです。
河村:
その当時からキャラにいつか転向してやるぜって思ってたの?
サフラン:
学生の時からずっとキャラクターのモデリングがしたいって思っていたので、他の業種で働いているときでも、そういう希望は常に持っていました。
河村:
今は少し違うかも知れませんがシンソフィア制作のキャラクターって割と硬派というか、プロレスラーとヒップホップのアーティストだと思うんですけど、女性がキャラクターモデルを担当するという事でちょっとカワイイキャラをやりたいなぁとかはなかったですか?
サフラン:
いえ。筋肉は大丈夫なので(笑)
河村:
もともと筋肉フェチかい?(笑)
でも、シンソフィアのキャラクターモデルの技術は世界最高クラスだと思いますよね。やっぱり周りの人たちの仕事を見ていると、モデルもそうなんですけどモーションの技術も含めて、すごく技術力が高いですよね。じゃないとEAと仕事が出来ないですよね。周りの人から吸収出来ることが大きいと思いますよね。
サフラン:
今では、CG映画のようなリアルな表現もゲームで可能となってきていますが、そういった表現を行う土台になってくるのは、そのものらしさを見抜く観察力だとか、イメージボードから、上手く特徴を見出し形にする表現力だと思います。会社の回りの人を見ていると、そういう根本的な能力の水準が高くてとても勉強になります。ゲームを作る際の制約の大小に関わらず大切なことなので。
河村:
ゲームの場合はキャラクターモデルってムービーと違って、ゲームに入った時にどういう見え方や遊び方をされるのか、とかモーションと組み合わさった時にウェイトをどう調整していくかとか、ムービーとは違う技術が要求されるので逆に総合力を試される分野ですよね。じゃあ、今の仕事はハッピーなんですね?
サフラン:
そうですね。自分の携わったキャラクターにモーションが乗って動いてるのを見るときはとても嬉しいです。
後は、ウチの会社に入ってまだ日が浅いときに、広告媒体や、キャラクターセレクト画面用に、キャラクターのポートレートを作成する仕事に挑戦させてもらったときはとてもやりがいを感じました。
河村:
今、ホームページのリニューアルもやっていて、どんどん新しい事にみなさんに挑戦してもらっていますよね。実はホームページも完全に社内制作でしてフラッシュも全部自分たちでやっていて、パブ用の素材もそうなんですけどホームページの素材とか、若い人にどんどんやってもらおうと思っています。上の人たちが命令、実行、やれっという感じじゃなくて、提案型で「こういうのがいいと思いますけど」って言ったら、「それやってみ!」っていう環境になるべくしたいと思います。それは別に女性社員だけじゃなくて若い人全員に色んな事をやってもらう環境にできればいいかなと思いますね。
サフラン:
はい。
河村:
じゃあ、「ローリエ」ちゃんはこの若さでというか、今おいくつですか?ちなみに。
ローリエ:
今年19になりました。
河村:
若い!これ対談に載せるかは別として僕が19の女の子と口をきいたら犯罪だろ!っていうか、お金払わないで口聞いていいのか?って。だって普段生活していて19の女性と話すことなんてないですよ。みなさんも若いですけど、僕は仕事上、女性のいるお店に行くこともありますが、やっぱり19の女の子っていないじゃないですか。その若さで社会に出るっていう勇気がすごいですよね?僕が19の頃、どういう生き方をしてたかなって思うと、その頃、学生で飲み歩いていたりとか、いい加減な生活しかしていなかったのに、社会に放り込まれて。しかも朝来るの早いよね?
ローリエ:
いや、勇気はないほうです(汗)
早く帰らせて貰っているのでその分やっぱり早く来ないとお仕事進まないので。
河村:
それで、東京に一人で上京してきて就職されたということなんですけど、エライですねぇ・・・ちなみに分野はアートだよね?
ローリエ:
はい。「みんと」さんと同じ、企画のアートデザイナーです。今やっているお仕事は、サブキャラクターのデザインを何体か担当させて頂きました。
河村:
みんな職場の人は優しいですか?
ローリエ:
凄く優しいです!
河村:
いや、別に宣伝しなくていいよ!「お局さんに悩まされているんですけど、どうしたらいいんでしょうか?」
っていうような悩み相談もしてもらってこの場はいいんですよ?
ローリエ:
本当に入ったときから、隣の席の方とか「分からないことがあったら聞いて!聞いて!」って言ってくれるんで。ご飯も誘ってもらったりしていただいて。
河村:
本当に?(笑)
ローリエ:
本当です!自分も入社前の会社を探しているときに、色々なゲーム会社のホームページを見ましたが、会社の雰囲気を伝えるために、宣伝文章とか社内ブログとかたくさんあって、でもやっぱり文章だけでは「ほんとかよ~」って思っちゃうんですよね。なので、これもすごく嘘っぽく聞こえちゃうかも知れないんですが・・・本当ですよ!!(笑)
河村:
そうですか・・・じゃあ18歳で社会に出て初めての会社なので比べようがないと思うんですけどシンソフィアに来て、良かったと思いますか?
ローリエ:
思います。やはり不安や緊張でガチガチだったんですけど、まず入社する前の書類選考時や面接時から、連絡のやり取りをした採用担当の方がすごく親切で親身になってくれて。その時点で「あう!これはいい会社かも!」と感じていました。入社後も、みなさんとても暖かな感じで、おやつ袋をもらったり、逆に自分も浪漫おやつを配ってみたり、といったことが出来る、アットホームな雰囲気がすごくいい会社だと思います。
河村:
「ローリエ」ちゃんを見ているといつも浅田真央を思い出すんだけどみんなそんなことない?(会場:同意の「あぁ」)
話し方とか?いつも「ローリエ」ちゃんが話している所をみると浅田真央が表彰台に立ってインタビューを受けている所を想像するのはやっぱり僕の年が成せる技なのか?