Q5: ユーザーの皆様、学生の方へコメント
最後にみなさん、この若さで自分が作った物が世に出ていることは凄く幸せな事だと思いますが自分の作品を遊んでもらっているお客さんに対してとか、これから就職を考えている学生さんとかにアドバイスを頂けますか?べつにシンソフィアはこういう会社です、という宣伝じゃなくても社会に入るってこういう事だ、とかあれば一言お願いします。
みんと:
私は学生だったころ、夢を実行出来ずに社会に出ちゃった人間なので、それでも社会に出ても夢を諦めなければ実行できるって私はシンソフィアに入って思ったので、そういう事を考えている人には諦めないでって思いますね。
河村:
学校に行って知識があるってことはあるけれども、社会に出てからの数年間でいくらでも挽回できると思うし、実戦で勉強できるっていうのが学生とは違う面ですね。確かに大学に行ったりすると知識が違うっていうのはあるけれども、社会に出ると学校を出たという事実だけで何かが違ってくるっていうのはほとんどないと思いますね。
パセリ:
そうですね。私は元々ゲームに関する知識があった訳ではありませんし、パソコンの知識もからっきしでした。ですが、色々と教えてくれる良い環境とそれを学ぶ意思があればなんとかなるものだな。と、この1年間で感じました。まずは直感でこの会社に行きたい!と思ったら行動に移してみることが大事だと思います。
河村:
自分の作ったもので遊んでもらうユーザーには何かありますか?
パセリ:
まず、純粋に楽しんでいただければ嬉しいですね。遊んでもらった後の賛否はいろいろあると思いますが、その中でなにかを思ったり、作り手の思い等を感じていただければこんなに嬉しいことはありません。
バジル:
ユーザーさんに対しては、ゲームを遊ばれた感想を、気軽に会社まで寄せていただけると嬉しいです。以前から、国内からも海外からも、シンソフィア宛てにユーザーさんからのメールが届いていますが、それはちゃんと社内で公開されて、社員みんなで読ませてもらっていますから。お褒めの言葉もあれば、要望もあるし、時には手厳しいアドバイスも頂きますが、どれもありがたいです。自分達の作ったものが誰かに届いているって実感できるだけで、励みになっています。
私は今ちょうど就職活動をしている友人がいるんですけど、分野こそ違いますが、やっぱり就活する時の気持ちは同じなので、自分が苦労した時のことを色々思い出したりします。それで改めて思うのですが、こういうゲーム業界のような特殊な分野に挑戦するにしても、まず色々考えるよりも、先に飛び込んでしまった方が良いんだな、と。「これを勉強していないとダメなんじゃないか」とか、「これができなかったらきっと話にならないだろ」とか、悩みすぎちゃって動けないでいるとしたら、もったいないです。先にあれこれ心配しないで、まず現場に入って体験することが一番重要だと思います。就職難の時代なので、受けては落ち、受けては落ち・・・という繰り返しでつらくなるかもしれませんが、縁があるところには絶対入れるので、落ち込まずどんどん次を受けて、自分のやりたい道に進んで欲しい。
河村:
学生時代に積み上げることにはある程度の限界があります。社会に入って、特にいま振り返って僕は思いますけど、20代の頃はとにかくがむしゃらに働くことが重要で、それが30代になるとスキルを身につけていって40代になると自分の人脈ネットーワークで仕事をするようになります。今、「バジル」さんが仰った通り、飛び込んで一生懸命働くっていうことが若いウチは重要かなと思いますね。仕事で嫌な思いもするかもしれませんけれど、学生の時は自分が好きな人とだけ話していればいいけれども、社会に入ったら自分とは異質な人とも仕事をしなくちゃいけないとか、やっぱりそういうことを経験することも20代のうちは重要かなって思いますね。
バジル:
どんな業界でも、自分とタイプの違う、年齢の離れた人達とコミュニケーションを取りながら仕事をするっていうのは同じなので、まずその環境に慣れるだけでも充分勉強になるはずです。最初から本当にやりたかった事が出来なかったとしても、確実にそのためのステップにはなりますから。
河村:
どんな会社であっても、身にならない事はないですもんね。
サフラン:
デザイナーを目指している人にアドバイスとして、CGツールは日々進化していくものなので学生でも、プロであっても、常に勉強していかなくてはいけないとおもいますが、学生時代はCGの勉強をしながらも、色々なものをみて感動したり、じっくり絵に取り組んで発見をすることが、後々になってものを作ったりアイデアを出す上で非常に大きな財産になると思います。あまりCGの機能の表現のみにとらわれず、みずみずしい視線や、「既存のCGはこういうものが多いけれど、自分ならこういうものにしたい!」とかいう意欲を、大事にしてほしいと思います。
河村:
そうですね。技術革新って、特にCG関係はMayaとかXSIとかバージョンアップするたびに、勉強することがたくさん出てくると思うんですけど、実はモノができてくる時に何が効いてくるかっていうと、一番コアにあるセンスの部分はツールによって左右されないで必ず残ってくるんじゃないかと思います。例えばXSIのこのツールがあったから、このモーションができたわけでは決してなくて、それは日々の観察とか自分のセンスで目で見たものをどういう風に落とし込んでいるかっていうプロセスでそうなっているのであって、ツールとかバージョンアップは副次的ですよね。そういうみずみずしい視点っていうのはずっと残しておいた方がいいですね。
サフラン:
今まで実現は難しそうだけれど作りたいなって思ったものが、ツールが発達し実現できる時が来ることがあるので、そういう時のためにも。ゲーム内の表現だからとか、このCGのツールだからこれが限界って、自分で自分の表現の幅を狭めるようなことはせず、好きなことや楽しいと思うことに貪欲に取り組んでいくと良いと思います。自分でいろいろと楽しめる人のほうが、人を楽しませるものを作れるようになるのではないかと思います。
河村:
そうだよね。オレの時代が来たぜ!って、やっとオレのセンスに時代が付いてきたぜって!
サフラン:
はい(笑)
仕事で制作するときは、要望にこたえるようにイメージラフに忠実に作ることを求められますが、CGに関わっていく上で、自分の目標とか好きなイメージを持っているとあたらしいものを作りだす原動力になるのではないでしょうか?
ローリエ:
自分は高校を出てシンソフィアで働かせてもらっているんですけど、入社する前には、やっぱりゲーム会社に入るには専門学校あるいは美大には行かないと入れないんだよ、という周囲の助言があって、最初は専門学校に行こうかなって考えていました。でも両親が、とりあえず会社訪問に行ってみなさいと言ってくれて。それで雰囲気を肌で感じて、応募を出してみて駄目だったら学校に行けば良い。もし受かっても、会社に入ってみてスキルが足りないと感じたら、学校へ入って勉強し直せば良いと、言ってくれたんです。方向転換は入ってからでも出来るから、とりあえずやってみなさいって親に言われました。そしてやってみた結果、シンソフィアに採用していただきました。だから、とりあえずやってみることが大事だと思いますね。
河村:
ウチは大学出てないからとか専門学校出てないから書類を見ないって事は全く無いですね。会社に入ってからの研修や周りの人達の技術を見る事で、挽回できることってあると思います。社会に出て若いうちに色々経験するって、本当に「ローリエ」ちゃんを見ていて、この若さで自分がその時にそういうことが出来たかって問われると、自分には無理だと。本当に偉いと思いますよね。ご両親にもそういうアドバイスをされてそれが結果良かったんですね。
というわけで最後になりますが、今日は平日という事でこれからみなさん業務に行くというお忙しい中、お時間を頂きました事に改めまして御礼申し上げます。カメラマンのコクちゃんにも遠方までご足労頂きまして本当にありがとうございました。それからスタッフの辻さんと浅田さんも本当にどうもありがとうございました。撮影許可を下さいました花仙堂ならびに銀座の花仙堂本社の方々にもこの場を借りまして御礼申し上げます。こちらのお店は井の頭公園の絵、調度品、食器も素敵でとてもおいしいお店なので撮影にもぴったりでとても満足しています。みなさまも是非一度お立ち寄り下さい。みなさん今日はありがとうございました。楽しかった♪
一同)ありがとうございました。